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【デレマス】野々村そらさんの誕生日は、「TBSが国際プロレスの中継番組を放送開始した日」

本日、1月3日は、『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場するアイドルの一人である野々村そらさんの誕生日です。

『アイドルマスター』といえば、アニメ版の『THE IDOLM@STER』……通称『アニマス』ってあるじゃないですか。アレが、当時、どこの放送局をキー局にして放映されていたか、皆さん、覚えていらっしゃいますか?

そうです。TBSですね。

では、そのTBSが、かつてプロレスの中継番組を放送していたことをご存知でしょうか?

今も続く、新日本プロレスの『ワールドプロレスリング』を放送しているテレビ朝日。かつて、『全日本プロレス中継』と『プロレスリング・ノア中継』を放映していた日本テレビ。プロレスというと、この二つのテレビ局の印象が強いかと思いますが、実は、TBSにもプロレス番組があったんです!

それが国際プロレスの試合を放送していた『TWWAプロレス中継』です!

つまり、TBSの社屋の柱の何本かは、国際プロレスのおかげで立っていると言っても過言ではないわけですよ! 即ち、『アニマス』も国際のプロレスラー達が繰り広げた死闘の上に成り立っていると考えて、何の問題もない。放送委員会の中に、A-1 Picturesとかと並んで「国際プロレス」のクレジットが入っていても、何もおかしくなかったわけです!

ラッシャー木村さんが、ジプシー・ジョーとかあの辺と血達磨になりながらデスマッチをしていたおかげで、TBSにもお金が入っていたわけですから、「全てのアイマスファンは、ラッシャー木村に脚を向けて寝れますか?」と、俺は言いたいよ(「~と、俺は言いたいよ」という言い回しをインタビューで多用する天龍源一郎さんの名調子を引用しながら)。

だから、野々村そらPを筆頭に、全アイマスファンに知っておいて欲しい! 彼女の誕生日である1月3日は、「TBSが国際プロレスの中継番組『TWWAプロレス中継』を放送開始した日(1968年)」です!

TBSという強力なタッグパートナーを得た国際プロレス

ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんというツートップを有していた日本プロレス。そのライバル団体だったのが国際プロレスです。”パイオニア精神”を合言葉に、金網デスマッチを始め、数々の斬新な企画を決行し、日本のプロレス界にも大きな影響を残しました。

その国際プロレスとTBSが手を組み、スタートしたのが『TWWAプロレス中継』。ちなみに、この強力タッグ結成を気に、国際プロレスは一時期、「TBSプロレス」と名称を変更する等、両者の運営は、かなりテレビ局の意向が強かったと言われています。

馬場、猪木という絶対的なスターを擁する日本プロレスに追い付け追い越せの精神で”テレビ中継”という当時のプロレス団体にとって、必須の武器を手に入れた国際は、この後、大躍進を果たす……筈だったのですが、このテレビ中継の初回放送において、大変な事件が起きました。

”グレート草津バックドロップ失神事件”という悲劇

この日の大会のメインイベントで行われたのが、国際の若きエース候補だったグレート草津さんと、”鉄人”ルー・テーズのタイトルマッチ。

TWWA世界ヘビー級という新造のベルトを掛け、三本勝負で行われた(昭和のプロレスは、この”三本勝負”という形式が多かったのです)この試合で、一本目にテーズのバックドロップを受けた草津さんが何と、失神。グロッキー状態に陥り、そのまま二本目を棄権した為、テーズが王座を防衛する……という消化不良の状態で、この日の興行は幕を閉じることになったのです。

通称「バックドロップ失神事件」。初のテレビ中継が入った興行で、アクシデント的にメインのレスラーが失神し、それがそのままテレビ放映されたショッキングな事件として語り継がれており、その後、この敗戦が尾を引いたせいで、エース候補だった草津さんは低迷。団体自体も求心力を失い、打開策として過激なデスマッチ路線へと舵を切っていった……と言われています。

未だに謎だらけのバックドロップ失神事件

この事件、昭和プロレスを代表する謎の一つとして、プロレス関連の書籍や本で度々、言及がされており、

「当時、プロレス転向後、未だ3年にも満たない草津さんを立てるような試合運びをTBSに求められ、米国マットのスーパースターだったテーズがプライドを傷付けられ、激怒。キャリアの差を見せつける為に、わざと危険な角度で投げた(ルー・テーズ主犯説)」

「キャリアの浅い草津さんが、受け身に失敗した(単純な事故説)」

はたまた、

「草津さんは本当は失神していなかったものの、外国人選手のブッキングを担当していたグレート東郷から『いいから、そのまま寝ていろ!』との指示があった。訳が分からないまま失神したフリをしていたら、試合が終わっていた(グレート東郷暗躍説)」

といった説(ちなみに、最後の説は、ドキュメンタリー監督の森達也さんが、著書の中で草津さんにインタビューに行き、本人の口から出たもの)まで、”謎”を巡る様々な言説が飛び交っており、今も真相は不明のままです。

辰巳出版から出ている『実録・国際プロレス』という本がありまして、この本は、600ページ超に渡って、国際の元選手や元レフェリー、スポーツ新聞の記者やTBSのプロデューサーに至るまで、同団体に関わった人々のインタビューを集めた資料性の高い一冊となっています。

勿論、件のバックドロップ事件に関しても、色々な人の口から語られているのですが、これがまた人によって、ちょっとずつ証言が違うのです。これが、プロレスの複雑怪奇なところであり、一方で、物凄くおもしろい点でもあるんですね。

はっぴーな野々村そらさんと、全くはっぴーではなかったグレート草津

ただ一つ言えるのは、野々村そらさんといえば、「はっぴー」なアイドルですが、売出しを図っていた草津さんが惨敗を喫した国際プロレスとTBSの関係者は、約半世紀前の今日、全くもって「はっぴー」ではいられなかったであろうことです。

やがて、TBSは国際の番組を打ち切り、その後は、テレビ東京が放送を継ぐことになります。そして、その後、(格闘技の中継はあったものの)TBSは、プロレスの中継番組を自社で持つことはありませんでした。二度と。

野々村そらさんの誕生日に起こった、かなり切ないこの事件。『アニマス』でTBSにお世話になったプロデューサーの皆さんも含めて、是非とも知っておきたい出来事です。

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