【旧記事再録】こちらのエントリは、以前、私が「はてなダイアリー」に投稿していた旧BLOGからの再録記事です。お気に入りの記事の幾つかは、こちらの新BLOGにも少しずつ移行していこうと考えています(オリジナルは、2012年7月19日に投稿)。
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年間を通して、大型音楽フェスが花盛りな昨今。特に、夏は、シーズン真っ只中で、FUJI ROCK FESTIVALにSUMMER SONIC、ROCK IN JAPAN FESTIVALなどなど、全国各地でロックフェスが開かれます。
中には、アニメソング関係のフェスや大規模なイベントもありますよね。一番の有名どころは、やっぱり、”アニサマ”こと、Animelo Summer Liveでしょうか?
ところで、こういったイベントに出演をされるアーティストのラインナップを見る度に、毎年のように思うことがあります。
アニソンフェスに”再結成組”が出演して欲しい!
アニサマのような大型ライヴイベントでは、沢山のアニソン歌手や声優さんが集合し、毎回、豪華なステージが行われている訳ですが、そろそろ出演者の中に”再結成組”が出てきてもいいのではないかと思うのです。
こうしたイベントでは、その都度、その時期の”旬”の若手、もしくは、ビッグネームのアーティストを中心にラインナップが構成されていますが、そこにイベントの為に再結成をしたバンドや声優ユニットが加わったら、またおもしろくなるんじゃないかな、と。
ロックフェスだと再結成したバンドが、イベントを彩る重要なマスターピースになりますからね。例えば、今回のフジロックではリユニオンを果たしたThe Stone Rosesが他のスタジアムクラスのバンドと並んで目玉の一つになっています。
ロックフェスの場合、こういった形で「売出し中の若手のアーティスト」と「高い集客力を持つメジャーバンド」そして「再結成を果たした懐かしのバンド」という三本の柱が組み合わさって、各イベントのステージが作り上げられていくのです。
アニソンの大型イベントも、こういったお祭り感の強い音楽フェスのノリと方法論を倣ってもいいんじゃないかと思います。
”再結成”が音楽フェスにもたらす様々な利点
再結成したバンドが音楽フェスに出演をする場合、そこには幾つかの利点が生まれます。
先ずは、第一にプレミア感が生まれます。「このイベントでしか見れない!」「このフェスだからこそ、あの伝説のバンドのライヴを再体験できる!」という演出は、大型ロックフェスの価値をグッと高めてくれます。
また、オールドスクールなアーティストをラインナップに加えることで、より広い年齢層にもアピールをできるという側面もあります。
現在進行形の人気アーティスト、バンドをリアルタイムで聴いている若い人達だけではなく、もう少し年齢が上の層にとってもイベントの魅力を引き上げてくれる、楽しませてくれる。
SUMMER SONICなんかは、その辺のバランス感覚が凄く巧いんですよね。若い層と中高年に同時にアピールを出来るラインナップを見せてくれるんです。
そして、何より大きいのは、過去の名曲をイベントのセットリストに加えることで、アーティストが再評価をされたり、若い世代の人たちが知らない音楽を知るきっかけになることでしょう。
コレこそ、大きな音楽フェスに再結成組が参加をする一番の魅力であり意義なのではないかな、と思います。
アニソンや声ソンにも回顧が必要!
アニメソングや声優ソングは、日々、凄いスピードで進化しています。
ですから、時には”回顧”の時間と機会も必要ではないかと思うのです。
それぞれの楽曲に込められた時代性であるとか音作りの特徴。過去の名曲が持つ音の温度に触れて、リアルタイムで聴いていた人たちが懐かしんだり、そこから新しい発見をしたり……。あるいは当時を知らない若い世代にとって新鮮な出会いのきっかけになれば、もっともっとアニメの音楽は、イベントが楽しくなるんじゃないかな、と。
例えば、アニサマで、やまとなでしこが一日だけ再結成するとか、そういったサプライズがあったらおもしろいのではないかと思います。
素晴らしい音楽の蓄積というか、豊かなアーカイブが今のアニメ音楽や声優ソングにはありますから、それを有効活用しない手はありません。
”今”のアーティストだけでなく、”昔”に再会する、新たに出会う。そういったタームに入っていくのも、これからのアニソンフェスには重要ではないでしょうか。
現実的には色々と難しいかもしれませんが……でも、アニメロみたいなイベントに、毎年2~3組くらい再結成したアニソンバンドや声優アイドルユニットが入っても楽しいと思います。
個人的には、DROPSとかCLOVERとかメチャクチャ観たいんですけどね。何年か前のアニメロで、UNDER17が復活したりとかありましたけど、あんな感じで。年末にはTWO-MIXも再結成するみたいですし、こういうリバイバルの流れが、もっと来てくれることを望みます。
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冒頭に記載した通り、上記のエントリは、約7年半前に書いたテキストなのですが、アニサマでSOS団と放課後ティータイムが、昨年のKING SUPER LIVEではPritsが、そして、Flying Dog主催フェスの犬フェス! では、See-SawとTridentが再結成(正確には、いずれも”解散”はしていないので、”活動休止中のアーティストが特別出演”が正しいかと思いますが)……といった具合に、近年は、大型アニソンフェスで、過去の名ユニットが復活する姿を拝めるようになってきました。
これは、当時のエントリでも書いている通り、アニソンや声優ソングのアーカイヴの豊穣さと、こうした音楽が長く人々から愛されているが故の流れなのだと思います。
あと、この年のフジロックのヘッドライナーって、ストーン・ローゼズだったんですね……。あぁ、そうだ、思い出した……。この年の目玉でしたよね。苗場には行けませんでしたが、その後の来日公演は観に行って、念願のステージを体感することが出来ました。アレは嬉しかったなぁ……。
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