ゲーム

【デレステ】ゲームを楽しみ始めて約3年で直面したソシャゲの”壁”

■デレステで自己破産した話(はてな匿名ダイアリー)

読んだ。著者さんが負のスパイラルに陥った要因は、心の病理によるところが大きいようだが、最近、同ゲーム内で初めて課金をした自分みたいな人間からすると、なかなか身につまされる話だった。”匿名ダイアリー”というメディアの特性上、真偽の程を全てを鵜呑みにするのに抵抗はあれど、「ふむぅ……」とは思ったよね。

著者さんは、キャラクターを手に入れる為のガシャに多額のお金を注ぎ込みながらも、「どうせ音ゲーのプレイはしないんだから」という記述があるように、どうやらゲーム自体はほぼ遊んでいなかったようだ。ここは、一番、興味深く思った。

ゲームの内容そのものよりも、”賭博”的な要素が強いガシャが主目的になった時点で、それはもう、典型的なギャンブル依存症の症状ということなるのだろう。

自分の場合、『デレステ』は、スマホ版のリズムゲームとして純粋に楽しめているので、ギャンブル的な遊び方とは上手いこと距離を置けている。

もっとも、”ゲーム”としての芯の部分を追い求めている余り、最近では、ちょっと接し方、遊び方が変わってきつつもある。ちょっと、その辺りの話を書き記しておこう。

『デレステ』に対する初期から今までの基本的な楽しみ方

『デレステ』は、かなりの後追い勢ではあるけれど、約3年程遊び続けている(つい先日、継続ログイン1,000日を記念したゲーム内ボーナスアイテムを貰えた。思えば、遠くへ来たもんだ……)。何しろ、リズムゲームが下手な人間だったので、最初期は、例え、低レベル曲でもフルコンボが出来ただけで、とてもとても嬉しく、大変に楽しかった。

この頃、”ゲーム”としての主目的は、フルコンにあったと言っていい。フルコン成功曲がテクニックの向上に連れて(まぁ、未だに全然、下手ですけどね……)少しずつ、少しずつ増えていく。遊べる曲、レベルが増えていく。そこに、『デレステ』というゲームに対する喜びが集約されていた。

ところが、コツコツと遊び続けている内に、下手は下手なりに上手くなってくる。かなりのスローペースではあるものの、反射神経や動体視力がゲームに順応していき、コツを掴むことで、技術が磨かれていったわけだ。

『デレステ』を遊んでいる人にしか伝わらない話ではあるが、具体的には、MASTER曲でも、レベル26までならチューニングスキル無しでもフルコンを達成出来るようになった。ようやく、初心者を卒業という水準まで到達したと言えるのではないだろうか?

こうなってくると、イベントを遊ぶのも、より楽しくなってくる。他のプレイヤーに、スコアやイベントポイントで勝りたいという気持ちがほぼ無い人間なので、そこで競ることは皆無だったけれど、各イベントで出来ることが増えていくのは、自分にとってゲーマーとしての充足感を抱かせるのに十二分だった。初めてLIVE Parade形式のイベントで、全ての公演目標を達成した時の喜びは、今でも忘れられない。

要するに、自分は、”リズムゲー”としての『デレステ』が大好きだったのだ。

“欲”が出てきてからが悩ましい!

何故か、これだけは運良く組めた、所謂”レゾナンスDa特化理想編成”なユニット

と、ここまでは良い。ここまでは良いのだけれど、問題は、ここからだ。この辺まで来ると、欲が出てきた。フルコンは出来るようになった。その上で、もっと上手くゲームをプレイしたくなった。つまりは、ハイスコアを叩き出す為の編成にこだわり始めた。

今までは、フルコン成功曲を増やしたり、イベント内でのミッションを成功させることが目標だった。けれど、下手は下手なりに、そこからちょっとだけ先に進んだのだ。

より高いスコアで、各楽曲をクリアしたいという”欲”が頭をもたげてきた。これも『デレステ』を筆頭としたスマホ版のリズムゲーをプレイしている人以外にはピンと来ないと思うけど、この手のゲームって、スコアを更新しようと思ったら、強いキャラクターを揃えること、そして、そのキャラの特技を活かす為に編成を工夫する必要があるんだ。

その辺りを勉強しようと、最近では、『デレステ』の解説をしているYouTuberの動画まで観始めた。結果、気付いたのけれど、現在の手持ちのアイドルだと高得点を狙える”理想編成”を作るのは難しいのだ。

これまで、スコアを意識せずに、ガシャにしても「お気に入りのキャラクターが来た時に引く」という姿勢だったので、手持ちの娘たちにスキルや属性に統一感が無く、ハイスコア更新の為のユニットを作ろうとすると、「あの娘はいるけど、この娘がいない」という状況に陥ってしまう。

これは、参りました……。

現状を打破するには……やはり、ガシャ!

結局、ガシャかーーーっ!

この現況を打破するには、どうすればいいのか……というと、これが、まぁ、ガシャを引くしかないのだ。ガシャを引いて、手持ちのユニットに足りないスキルを持つアイドルを補強するしかない。この辺は、「結局、スマホゲーってガシャなのか」というブルーな気持ちになると同時に、「いや、でも売上をあげる為の、こういうバランスは本当によく出来ているよな」と、妙な感心をしたりもする。

純粋に”ゲーム”として楽しんでいても、プレイ内容をある程度まで突き詰めようとしたら、ガシャによる強いアイドルの補強が必須。そして、そんな娘を無事に迎え入れられるかどうかは運次第。これは、なかなか厳しいものがある。

「それが、スマホゲーなんだよ」「ソシャゲって、そもそも、そんなものだよ」と言われてしまえば、それまでなのだろうが、ゲームは、とことん遊び尽くしたいタイプな自分の場合、そこに大きな壁を感じてしまう。

それから、「自分が好きなお気に入りのアイドル」と「ハイスコア更新の為に、欲しいスキル」という二つの要素を併せ持つ新SSRがガシャに新規実装される、そんな理想的過ぎる展開なんて、そうそう無いだろうのだろうし、今後は、「所謂”担当”になる程ではない(一応、ちゃんと書いておくと、『デレマス』に”担当になるぐらい凄く好き”なアイドルはいても、”嫌い”なアイドルは一人もいません、私の場合)ものの、スキル補強の為には、迎え入れるべきアイドル」なんて娘も出てくるのだろう。

それで、ガシャを引くっていうのも、個人的には、ちょっと……。何か、キャラクターを蔑ろにしているみたいで、少し嫌な感じじゃないですか?

対人要素に拘泥せずとも楽しめるリズムゲーでコレなのだから、PvPがメインのソシャゲをやっているプレイヤーって、どんな気持ちで日々、ゲームをやっているのだろう……? と考えてみたりもする。所謂”人権カード”を手に入れる為に、ガシャを引いたり、あまつさえ、課金までするわけで、やっぱり、”ゲーム”として凄まじく特殊な世界だよな、と。

今後、どうするかはゆっくり考えるとして……

自分の『デレステ』にまつわる現状を取り留めもなく書いてみた。

キャラクター(アイドル)が好き、曲が好き、そこに加えて、リズムゲームに対してテクニックに上達していくのがストレートに楽しいというタームから一歩進んで、「より高いスコアを狙いたい!」となっているのが、今の今。そして、それを実現する為には、結局、ガシャなわけで、ここに来て、ソシャゲならではの問題点に直面しているな、と。

SSまでは、進出出来るんです…

ちなみに、自分が、ハイスコアを狙える編成を作りたい、その理由は、「『LIVE Carnival』で、SSSに到達したい!」、それだけの理由です。別に、イベントで、ハイスコアランキングに入りたいとかではなく。『デレステ』のイベント関連な目標で、これだけ未だ、成功してないんだ(SSまではイケるようになりました!)。

関連記事

  1. ゲーム

    『デレステ』で、「誉れ」を捨て、「冥人(くろうど)」になった話

    『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』……『…

  2. ゲーム

    【ソシャゲ】一つのゲームに長く付き合っていると、良い事もあるって話

    短めのテキストで、簡易更新。ちょっと前に、自分が遊んでいるゲームアプ…

  3. ゲーム

    スマホゲームの「簡略化」にビックリした話

    一年以上に渡って、遊び続けている『アズールレーン』。後追いとはいえ、…

  4. ゲーム

    今更ながら、スマホアプリ『アズールレーン』に惹かれた理由を語る

    スマホアプリ『アズールレーン』を一年以上に渡って遊び続けている。…

  5. ゲーム

    ようやく、Vtuberの楽しみ方が分かってきたという話

    いきなり個人的な話になるが、尿酸値の数値が非常に高い。高いというか、…

  6. ゲーム

    『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の謎解き企画が、「無理ゲー」なのに楽しかったわけ

    人気ブラウザゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』では、現在、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

NEW ENTRY

CALENDAR

2024年12月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
  1. ゲーム

    【ソシャゲ】一つのゲームに長く付き合っていると、良い事もあるって話
  2. ゲーム

    【ウマ娘】ナカヤマフェスタに花束を ー フェスタのカードイラストが素晴らし過ぎる…
  3. 特撮

    特撮ファン的に、ちょっと貴重な『週刊プレイボーイ』のバックナンバー
  4. ゲーム

    今更ながら、スマホアプリ『アズールレーン』に惹かれた理由を語る
  5. アニメ

    テンポ抜群で、コミカルな演出が楽しい『にゃんこい!』第4話「美しい人」
PAGE TOP