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『アイドルマスター シャイニーカラーズ』に、伝説のデスマッチ団体「W★ING」を想う

人気ブラウザゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』、皆さんも楽しんでいますか?

自分もかなりの熱量でハマっている(フェスのランクは全然ですが、True Endは安定して見れるようになりました)のですが、このゲームを始めてから、今の今までずっと気になり続けていることがあります。

それは、ゲーム内に登場するアイドルオーディションの名前が「W.I.N.G.」だということです。

”Wonder.Idol.Nova.Grandprix.”……通称”ウィング”。このウィングという響きから、大のプロレスファンである自分は、かつて存在していた伝説のプロレス団体「 W★ING 」を連想してしまうのです。

”伝説”の超過激派デスマッチ団体、W★ING

「W★ING」(より正確に表記するならば「W★INGプロモーション」)というプロレス団体をご存知でしょうか?

ザックリと説明するならば、大仁田厚選手率いるFMWからスタッフや参戦選手の一部が離脱、新団体として旗揚げを行うも、余りにも杜撰な経営と試合の過激さから僅か3年足らずでアッサリと崩壊を迎えた伝説のデスマッチ・プロレス団体です。

元『プロレス&ボクシング』(『週刊プロレス』の前身雑誌)の編集者で、国際プロレスの番記者を務めていた茨城清志氏や、FMWで大仁田選手のライバルだった故・ミスター・ポーゴさん、外国人選手のブッカーだったビクター・キニョネス(こちらも故人)といったプロレスマニアにはお馴染みの”濃い”メンバーを中心に設立されたW★ING。

その血塗られた歴史も、当初は、格闘技の選手が多数登場し、旗揚げ戦では、ミル・マスカラスが来日するなど、後のおどろおどろしいデスマッチ路線とは非なるものでした。

当初は、”格闘技”路線だったW★ING

その最初期に、主役となったのが、柔道出身の徳田光輝選手、誠真会館所属の空手家である齋藤彰俊選手、今でいうところの”総合格闘技”的なファイトスタイルを追求していたサブミッションアーツレスリングに属する故・木村浩一郎さんの3人による「格闘三兄弟」です。

『シャニマス』にも、櫻木真乃、風野灯織、八宮めぐるによる「イルミネーションスターズ」、桑山千雪、大崎甘奈、大崎甜花による「アルストロメリア」、更に、芹沢あさひ、黛冬優子、和泉愛依の「ストレイライト」という”3人組ユニット”が存在していますが、「格闘三兄弟」は、いうなればその先達といって良いでしょう。

「アルストロメリア」といったら千雪さんと大崎姉妹。「格闘三兄弟」といったら徳田、齋藤、木村ですから。これは、『シャニマス』の3人組ユニットと共に、メンバーのフルネームを覚えて欲しいところです。もしも、テストで「『イルミネーションスターズ』のメンバーといえば、櫻木真乃、風野灯織、八宮めぐる。では、最初期のW★INGで活躍した『格闘三兄弟』のメンバーといえば?」という問題が出たら、迷わず、「徳田光輝、齋藤彰俊、木村浩一郎」と解答欄にお書きください。

ちなみに、W★INGが後楽園ホールで旗揚げ戦を行った日付は、1991年の8月7日。『アイマス』シリーズのファンならば、「『デレマス』に登場する向井拓海さんの誕生日」と覚えてください。向井姐さんの誕生日である”ハッテンナナ”は、W★INGが格闘三兄弟をメインに旗揚げを行った日。このように関連付ければ暗記も容易でしょう(明らかに脳内の混濁を招く余計な情報)。

そして、血みどろのデスマッチ・ヒストリーがスタート

そもそもは、格闘技色の強い団体を目指し、そこにポーゴ選手らを中心としたデスマッチ路線のプロレスを絡めた格闘技とプロレスの混合団体「世界格闘技連合W★ING」として旗揚げ戦を行ったものの、この路線はアッサリと頓挫(もう、この時点でかなりのグダグダ)。

格闘技志向だった旗揚げ戦メンバーの多くは、新日本プロレスやRINGSといった他団体へと流出することになり、第一次W★INGは、実質的に崩壊。残るデスマッチレスラーで、「W★INGプロモーション」(別名「新生W★ING」)と団体名を改め、再出発を図ることになります。

しかしながら、このW★INGプロモーション。デスマッチ団体としては、母体となったFMWの後塵を拝しており、後発団体故に若手も育っていなければ、お金もない(フロントの茨城さんが、余りにもいい加減な経営をしていたのが大部分の原因)弱小団体であった為に、仕切り直し後も即座に困窮。またもや団体崩壊のピンチを迎えます。

結果、W★INGのレスラーたちは、どうしたか?

ライバル団体のFMWを超えるような超過激なデスマッチ路線に、その身を投げ出していくことになるのです。

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