尿酸値が高い。非常に厄介なことに尿酸の値が高いのである。誰が? 私が。
尿酸値が高いとどうなるか? 若い人たちは、ピンとこないかもしれないが、「痛風」という恐ろしい病の罹患リスクが高まるのである。
痛風とは、如何なる病気か? 早い話が、関節に”物凄い炎症”が起こるのだ。ただの炎症ではない。”物凄い”炎症らしい。えげつないらしい。
経験者の話を聞くと、曰く「痛みで動けなくなる」「ほぼほぼ骨折と同じ痛み」「痛すぎて、気持ちが悪くなり、夜中に戻した」等など、それは壮絶なペイン・エピソードが次々に出てくる。
震えるよね。
そんな痛風発症の危機に我が身体は直面しているのだ。
痺れるよね。
食生活における”負の蓄積”を猛省する
最近、病院で血液検査をしてもらった結果、自分の尿酸値は、「7.4」であった。その病院によると、基準値は、「3.7~7.8」とのことで、まぁ、ギリギリで安全圏にはいるのだろうが、一般的には、7.0を超えると一気に痛風発症の確率が高まるそうで、早い話が自分は、割と”崖っぷち”にいるのであった。勘弁してくださいよ。
原因は分かっている。分かっているのだ。子どもの頃から、尿酸値上昇の原因となる”プリン体”を多分に含んだ食べ物が大好きだった。イカ、エビ、カニ、魚卵、干物。あと、何といっても、牛とか豚の内蔵肉ね。所謂、ホルモン。
モツ鍋が名物の福岡県出身者なので、コレは仕方がない。彼の地で、生まれて初めて、モツ鍋を食べた時、「こんなに美味しいものがこの世にあるのか!」と感動した。それ以来、ずっと一番の大好物だった。
東京に引っ越してきたら引っ越してきたで、福岡とは全く違う、「牛ではなく豚の内蔵を食べる文化」に出会い、こちらもいたく感動した。所謂”もつ焼き””やきとん”だ。東京のもつ焼き文化圏と邂逅し、これまた「こんなに美味しいものがこの世にあるのか!」と感慨に耽った。仕事帰りに、もつ焼き屋で飲んで帰るのが習慣になった。やきとんにホッピー、最高の組み合わせだよね。
ただ、今、考えたらあの時の幸せも、結果としては、痛風という恐怖へと繋がる死の階段なのであった。デ~ス(Death)!
完全に自分の生活習慣が悪いのです。蓄積。まさに、負の蓄積。健康を蝕むのは、いつだって、己が犯してきた行いによる負の蓄積なのです。
食生活の全てに”デバフ”が掛かる
痛風発症は嫌なので、生活面の見直しを図ることになった。すると、どうなるか? 食生活の全てに気を遣わなければならなくなる。
“健康”にまつわる情報というのは、個人ブログで発信するには、かなりデリケートな部類なので、余り詳しくは書けないのだけれど、凄まじくザックリ言うと、食べ物というのは不思議なもので、美味しいもの程、プリン体を多く含んでいる。プリン体が多ければ、尿酸の値が高まり、尿酸値が高くなればなる程、痛風発症のリスクが大きくなるわけで、要は、美味しいものに関して、色々と節制が必要になるのだ。
プリン体が多い食材というのは、インターネットで検索すれば、幾らでも情報が出てくるし、ちゃんとした本も沢山、出版されているので、気になる方は各自で調査して欲しい。マジで、美味しいものしか載ってないから、そこには。で、そういうのを出来るだけ避けて、代わりの食材を探す。これ、大事。
そうすると、ちょっとオタクっぽい言い方になるけど、”食”にまつわる全てにデバフが掛かった状態になる。
本当は、内蔵肉とか魚卵とか思いっきり食べたいのだ。食べたいのだが、そこは我慢。我慢し続けるのもストレスになり、身体に差し障るので、時には、ちょっとだけ食べたりもするが、本当にちょっとだ。ちょ~っと。「少量を楽しむ」この精神が、痛風の予防には重要。
自分の場合は、アルコールの摂取量を減らすのは、どうしても無理だったので、主に、食べ物関連で予防に努めているのだけれど、まぁ、やっぱり、こうなる前に、ちゃんと対策をしておけば良かったな、と。
食に関しての我慢って、なかなかに大変なので、若い人たちは、今の内から、尿酸値とか気にしてた方が良いぞ、って自分なんかは思うわけです。20代の内とか、会社の健康診断とか受けても、イマイチピンと来ないけど、アレ、各数値は、それぞれにちゃんと意味があるから。それで、自分の場合は、尿酸値だけがNGだった。他は、全部、基準値に収まっているのに、これだけがアウトで、今、痛風の恐怖に震えています。
将来、食に関して、我慢とか強いられたくなかったら、若ェ衆よ、尿酸値には、今の内から気を付けな(オッサンからのクソアドバイス)。
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