一年以上に渡って、遊び続けている『アズールレーン』。後追いとはいえ、年単位で作品に触り続けてきたわけで、ゲーム内での変遷も色々と体感してきた。
ここ最近の『アズレン』は、凄い。色々と凄い。何がどう凄いかというと、”ゲームシステムが、どんどん楽になってきている”のだ。
より、具体的に説明すると、ゲーム内でのオートメーション化とショートカット化がトンデモないスピードで推し進められている。元々、戦闘をオートで行うことが出来るなど、”スマホゲー”特有のお手軽操作なシステムを数多く実装していた『アズレン』だけど、そちら方面での機能を更に広げてきた。
“簡略化”が物凄いスピードで進む『アズレン』
戦闘も全てAIにお任せで、ステージクリアが可能。日々のデイリーミッションもオートやスキップで、すぐに達成出来てしまう。ステージやマップを移動したり、バトルしたりで、何度も画面をタップする必要も無い。ボタンを一つ押せば、全て、自動的にゲームを進めてくれるのだ。
完全に、自分の手元を離れて、画面内を動き回るキャラクターたちを観ていると、正直、「ゲームとは……」という気持ちにもなってくる。なってはくるが、一方で、有り難くもあるのだ。遊ぶ時間をショートカット出来るということは、余暇時間を他のことに使えるから。
『アズレン』のここ最近の急激なオートメーション化も、その辺のニーズを見越してのことなのだろう。要は、皆、時間が無いのだ。スマホゲーにしたって、遊ぶ時間は限られているわけで、その中で、どのゲームをプレイするか決めなければならない。更に、次から次に新世代の人気コンテンツも登場してくる。
スマホゲーやブラウザゲーは、そのシステムの特性上、長期間に渡ってアクティブユーザーを確保する必要があるわけで、ユーザーの離脱を防ぐ為にも、プレイに必要な労力を削る、ゲーム自体を成るべく簡略化していく……というのは、生き残る上での有効策の一つなのだろう。
ユーザーの余暇時間を食い合うスマホゲー
『アズレン』の場合は、随分、極端に振り切ったものだなぁ……と思うけれど、そういう柔軟さがあったからこそ、4年という長期間に渡ってサービスを提供し、各種メディアミック作品を生み出し続けるコンテンツになれたのだろうな……と、妙な感心もしてしまう。
逆に、この辺の思い切りの良さが無いと、他の競合コンテンツが出てきた際に、かなり苦しくなってくるのだろう。スマホゲーが所謂、”パイの奪い合い”で競合しているのは、何よりもユーザーの余暇時間なのだろう。そこで、敢えて、真っ向から競い合うのを止め、ゲームの簡略化・ユーザーの省力化の方向にシステムを方向修正していくというのは、成程、賢いやり方だと思うのだ。
『アズールレーン』に関していえば、ちょっと前までは、デイリーミッションを全てこなすのに、小一時間ぐらい掛かっていたような記憶があるが、今では、それが10分弱ぐらいで完遂しているイメージ。それも、ボタンを数回、タップするだけで完了するのだから、まぁ、随分、簡素になったものだ。
とはいえ、やっぱり、ちゃんと自分でキャラクターを動かして遊ぶとメチャクチャに面白いんだ、『アズレン』は。その辺のゲームとしての芯の部分な魅力は、ちゃんと味わっていきたいね。
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