ここ半年ぐらいで一気に競馬熱が高まり、アレを買った。
『ウイニングポスト9 2021』を。
にわか競馬ファンの自分は、生まれて始めて『ウイニングポスト』というゲームを購入した。
老舗競馬ゲームで、長寿シリーズの『ウイポ』のナンバリングタイトルで「9」、更に、そのバージョンアップ版の「2021」である。「え!? 今更、ここから新規で入ってくるヤツおんの!?」って話である。ブームというのは、恐ろしいなぁ……。
競馬に興味を持った時期にタイミング良くリリースされことに加えて、CM動画の内容が余りにも楽しそうだったので、即、手に入れた『ウイニングポスト9 2021』。
これが、まぁ、期待に違わず、メチャクチャに面白いゲームだったのだ。面白すぎて、のめり込んだ。結果、約二ヶ月強に渡って、ほぼほぼこのゲームが生活の中心になった。『ウイポ』以外の全てのエンタメが疎かになった。当然、BLOGの更新もサボってた。全然、ダメじゃん! だが、ホントのホントに面白いんだよなぁ、このゲーム……。
いや、ホントに面白いんだ、ウイニングポスト……
先ず、何が良いかって、楽しく遊びながら”競馬史”について学べるのが良い。主人公は、馬主兼牧場経営者となり、史実馬を購入して自軍に加える、或いは、自家生産馬のオリジナルホースを生み出すことで、ライバルたちと競馬界の覇を競っていく……というのが、このゲームの基本的な内容であり、各時代毎に史実で名を残したスターホースや個性的な名脇役たちが実名で次々に登場する。
今までは漠然としか把握してなかった競馬の歴史が、ゲームを遊んでいるだけで、スムーズに頭の中に入ってくるし、このゲームきっかけで新しく名前を知り、そこから情報を調べ始めた競走馬も沢山いる。
同じくコーエー(テクモゲームス)さんの名作『三国志』をやっていれば中国史に興味が湧いてくるように、もしくは、『信長の野望』を遊んでいれば自然と戦国時代に詳しくなれるように、本作もまた、”楽しく遊んで学べるシミュレーションゲーム”なのであった。この辺は、流石のコーエー(テクモゲームス)さんって感じである。ありがとう、シブサワ・コウ。
勿論、勉強になるだけでなく、ゲーム自体も楽しく遊べるし、やり込み甲斐抜群だ。そして、何より、ゲームの中の自由度が異常に高い。”競走馬”そして、その競走馬に関わる人々……”ホースマン”との交流による群像劇を軸として、そこからどんなドラマを描いていくかは、基本的に全てプレイヤーに委ねられている。
国内や海外の重賞完全制覇を目指しても良し、最強のオリジナル競走馬を生み出す為の研究に没頭するも良し、敢えて、弱いウマや若手ジョッキーに肩入れして、彼、彼女たちの成長を見守っても良しだ。いや、コレは競馬マニアでなくてもハマりますって!
コツコツと育成を続けた結果、最近では、好きな史実馬で凱旋門賞の栄冠を勝ち取ったり、ゲーム内のオリジナル要素である「世界最強馬決定戦」を勝てるオリジナル競走馬を生み出せるようになってきた。その際の嬉しさといったら、コレはなかなかのものがある。本当に、ちょっと涙が出る時すらあるんだ。感動的だし、エキサイティングなゲーム体験。初めて触った競馬シミュレーションゲームが本作で、本当に良かったと思う。
現状としては、ノーマルのエンディングは、既に、到達済みで、その先を更にやり込んでいる状態。とはいえ、一周目では、要領が分からずロスしてしまった要素が沢山あるし、他にも育てたかった史実馬もいるので、二週目も確実にプレイすると思う。要は、当面の間、熱は醒めないだろうが、一先ず、覚書として本作の魅力を当BLOGに書き記した次第。とはいえ、もうちょっと落ち着いたら、他のエンタメも積極的に摂取していきたいけどね。
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