前回のエントリで、スマホアプリ『アズールレーン』の魅力について書いた。このゲーム、自分は当初の予想以上に楽しんでいて、今も毎日、ログインして遊んでいる。遊んでいるのだけれど、実は、一つの大きな問題に直面している。
一言でまとめると、「ゲーム内で、ほぼやることが無くなった」。
飽きてはいない。決して、飽きてはいないのだ。飽きていないよな、自分? ウン、ボク大丈夫ダヨ!(裏声で) ただ、確実にゲーム内でやるべきことを見失っている。これは、事実だ。認めよう。
楽しみ続けた結果、「実質全クリ」状態に
どうして、こういう状況に陥っているかというと、早い話が、ゲーム内の各要素を、ほぼほぼ全てやり込んでしまったからだ。
ゲーム未プレイの方は、「何のことやら?」であろうが、一応、自分のプレイ実績を羅列すると、
- 現状の実装状況において、実質的な最終面である13-4を既にクリア済み
- ドロップ限定のレアキャラを全て仲間に迎え入れる
- ゲーム内において、所謂”エンドコンテンツ”的な扱いとなっている開発艦を全て開発済み
これ、『アズレン』を触ったことがある人ならば、ちょっとは、「おぉっ!」ってなってくれると思う。最も、いずれも時間を掛けて、コツコツと地道なプレイを続ければ、誰でも到達可能な難易度ではあるけれど。
これだけやり込めば、本来ならば、「エンディング」。即ち、ゲームとしての”上がり”が向こうから来てくれても良いハズだ。感動的なシナリオが流れた後に、美しい音楽と共に、スタッフロールが流れ、ラストには、KAN-SENの一枚絵と共に、”THANK YOU FOR PLAYING!”の文字が画面に映る。
そこまでしてくれたら、こちらとしても「あ~楽しかった! 次は、何のゲームをして遊ぼう?」と、スッと次に行けるのである。ところが行けないんだな、スマホゲーだから。
エンディングが無いので、困ってしまいました
こうなると難しい。ゲーム内で、やるべきことは、ほぼほぼ全てやり終えた。しかし、エンディングは存在しない。ここまで遊び尽くしたし、惚れ込んでもいるのだから、キャラクターやゲーム性に対して、強い愛着もある。愛はあっても、純粋に”ゲーム”として楽しめる要素が、もう、余り残っていないのだなー。これは、難儀な話ですよ。
そもそも、スマホゲーやブラウザゲーをほぼほぼ触ってこなかった人間なので、これは初めての体験だった。常にストーリーやキャラクターやシステムがアップデートされ続け、サービス終了のその日まで、エンディングは訪れない。歪といえば歪なのだけれど、その辺を理解しないままゲームを始めた自分の遊び方が、そもそも”粋”ではなかったのだろう。
願わくば、更なる高難易度のステージを実装してもらい、ゲームオーバーを繰り返しながらも、頑張ってレベリングを繰り返し、ちょっとずつ、ちょっとずつステージを進めていた”あの時”の熱狂を、今一度、このゲームで体験したい……という気持ちはあるものの、そうなると、キャラクターのレベルに対して、更なる上限突破は必須となるだろう。
と、なると、益々、初心者にとっては敷居が高くなるわけで、出来るだけ新規ユーザーを取り込み、既存のユーザーを逃さない施策が必要な”スマホゲー”というジャンル故に、現実的にはなかなか難しいと思う。
それでも、最後まで遊びたい!
とはいえ、手持ちのキャラクターを地道にレベルアップさせたり、「改造」(アイテムや資金を集め、キャラクターをパワーアップさせる本ゲーム内のやり込み要素)で強くしてみたり、大まかには”全クリ”状態であっても、ゲームにログインすれば、ちゃんと触って、遊んでしまう。
何より、キャラクターが良いし、敵機を撃破するシューティングゲームならではの爽快感を、ちゃんと味あわせてくれるのが素晴らしい。だから、恐らくは、サービス終了という”エンディング”を迎える、その日まで、自分は『アズールレーン』に付き合い続けるだろう。マイペースに、でも、一緒に頑張ろうよ。出来れば、息の長いコンテンツになって欲しいと思ってるし。
ただ、こういう状況、ありとあらゆるスマホゲーやブラウザゲーにおいて起きていて、しかも、熱心なプレイヤー程、直面する問題だろう。一体、そういう人たちのモチベーションは、どこにあるのか、まだまだスマホゲー初心者の自分は、ちょっと気になったりしているのだ。
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