競馬にドハマりしている。結果、何だか色々と拗らせてしまったらしく、カタカナの羅列を目にする度に、一瞬、それが競走馬の名前に見えてしまうという奇病を患ってしまった。
競馬のずっと前から『アイドルマスターシリーズ』にドハマりしているのだが、こちらにも、その悪影響が出始めた。
先日、シリーズ作品の一つである『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(『デレステ』)で、人気キャラクターの一人である橘ありすさんの新規SSR衣装「[アドマイヤ・ブライド]橘ありす」がゲーム内に実装されたのだけど、そのカード名に対しても、一瞬、「え!? メッチャ、競走馬の名前っぽい!」「メッチャ、良い走りしそう!」と思ってしまった。
俺、もうダメです。
いや、でも、実際に、物凄く馬名っぽくないか? 「アドマイヤ・ブライド」って。ナカグロを外したら「アドマイヤブライド」。アドマイヤグルーヴとか、アドマイヤベガとか、”アドマイヤ”の冠名を持つ名馬たちに印象が牽引されているだけだろうが、何か、追い上げとか物凄く強そうじゃない? アドマイヤブライド。実際、一文字違いの「アドマイヤブライト」っていう名前の競走馬も競馬の世界には存在していたらしいし。
ここから、自分でも訳が分からない謎のスイッチが入り、他の『デレステ』のSSRアイドルにも、競走馬っぽい名前のものが無いか探してみたくなった。
以下、自分が馬名っぽいと感じたベスト10。フィーリングのみ、ナンセンスにも程があるエントリだが、ちょっとだけでも笑ってもらえたら、で、何だったら、ついでに共感とかまで頂けると筆者は、とても嬉しいです。
[ライジングビート]仙崎恵磨
絶対に強いと思います、「ライジングビート」。もしも、これが本当にサラブレッドの名前だったとしてもメチャクチャにカッコ良いもんなぁ。絶対に、スプリンターでしょうね。響きからして、そんな感じするもの。
ただ、ちょっとじゃじゃ馬なんでね、ライジングビートは。そこは、ジョッキーの腕前とか、馬場の状態とかに、ストレートに影響を受けますよね。勝つ時は圧勝するけど、負ける時は最下位とか、そういうちょっと極端なところがある。でも、ハマった時の強さは、何よりの魅力だと思います。
[アップビート・ラン]北川真尋
『デレステ』のSSRで、最強のスプリンターを決めるとしたら、ツートップは、先のライジングビートか、この「アップビートラン」でしょうね。速そうだもの、もう名前からして。最終盤で、メッチャ、2頭で競りそう。
……ただね、ライジングビートは、ちょっと気性難がある馬なんですよ。その点、アップビートランは、落ち着いて良いポジションとか取れるタイプのサラブレッドなんです。だから、爆発力のライジングビートか、安定感のあるアップビートランかで、馬券の買い目が分かれるんでしょうね、そこは。
[ラビング☆マイロード]藤本里奈
“マイロード”って響きが何か、競走馬っぽく感じたんだと思います。”ロード”って付く競走馬、カッコ良いウマが多くないですか? ロードカナロアとか、ナリタトップロードとか。「lord」と「road」の2パターンがあるんだろうけど、どっちもカッコ良い。藤本さんの場合は、後者ですか?
「ラビングマイロード」はね、地方競馬でローカルな人気がある牝馬なんですよ。中央では芽が出なかったけど、ダートで才能が開花して、身体も頑丈なので、コンスタントに出走を重ねて稼いでくれる馬主孝行なウマなんです。ローカルな競馬場で、年季の入ったオッチャン達から熱烈な応援を受けているタイプですね。
[パワー・オブ・ノヴァ]本田未央
G1勝利馬。出ましたよ、遂に、『デレステ』からチャンピオンホースが! 絶対に強いでしょ、「パワーオブノヴァ」。もう名前の響きからして惹かれるもの。名は体を表すで、圧倒的に力強い走りをするんでしょうね、このウマは。不良馬場も何のその。
[シーサイドドリーム]荒木比奈
先ず、”ドリーム”って名前が良い。実際の競馬史には、「ドリームジャーニー」っていう有名馬がいましたけど、「シーサイドドリーム」も、そこに通じる、物凄いセンスが優れたネーミングだと思うんですよね。
パワーオブノヴァが地力が強くてスタミナがある猪突猛進タイプだとしたら、シーサイドドリームは、もっとしなやかな走りをしそうな気がしますね。あと、栗毛。間違いなく、栗毛。栗毛の美しい馬体を持つウマ。
[ホワイトウィッチ]三村かな子
で、こっちは芦毛ですね。芦毛の競走馬です、「ホワイトウィッチ」は。というか、三村かな子さんのSSRカード名って、このホワイトウィッチを筆頭に、「ドルチェ・クラシカ」に「ベル・アントルメ」と、競走馬の名前になっていてもおかしくない洗練されたものが多いな、と。
「ドルチェクラシカ」とか「ベルアントルメ」なんて、本当に、ヨーロッパの競馬界にいてもおかしくない感じするものな……。実際に、いるんじゃないかな? 過去の凱旋門賞とか、出走してなかったか? 有馬記念で来日とかさ。
[イノセント・ホワイト]櫻井桃華
櫻井桃華さんの「イノセントホワイト」も、やっぱり芦毛ですね。芦毛が美しい牝馬。フェアリーステークスとか、出走してそうじゃないか?
あと、櫻井さんのSSRだと、「ディアマイレディ」も、名前の響きが名牝馬感あると思います。個人的に、ジェンティルドンナとかベガとかダイワスカーレットとか、如何にも女性っぽい名前の牝馬が好きで、ディアマイレディも、そこにイメージが引っ張られているんだと思います。自分の中で。
[あるがまま咲く花]江上椿
「アルガママサクハナ」、カタカナに変換すると、一気に競走馬の登録名感が出てくる不思議。オレハマッテルゼや、最近人気のアカイトリノムスメみたいに、日本語の動詞・助詞・名詞が入り混じった馬名って、競馬を知らない人でも印象に残りやすいじゃないですか。
響きも良いし、インパクトもある。他に、日本語カタカナ変換系だと、双葉杏さんの[目指せ!ユートピア]とか喜多日菜子さんの[夢見るプリンセス]辺りも、かなり良い線をいっている気がします。「メザセユートピア」に「ユメミルプリンセス」。地方競馬にいそう。
[ビター・エレガンス]東郷あい
気品を感じる馬名、特に、牝馬のそれってメチャクチャに良いじゃないですか。「ビターエレガンス」も、そんな馬が実際にいたら、思わず惹かれてしまうというか。多分、血統とかも良馬のそれだと思うんですよ。
で、そういう馬に限って、意外と気性難があったりして、なかなか安定しないけど、そのギャップが魅力みたいな。競馬新聞の予想覧で、何かしらのチェックは毎回、ついてくる。そういうタイプのサラブレッドなんじゃないですかね、ビターエレガンスは。
[トワ・エ・モワ]柊志乃
ナカグロ取ったら「トワエモア」。フランス語の馬名が好きなんですよ。オルフェーヴルにヴィクトワールピサとか、洒落てるな……と。
だから、トワエモアも居てもおかしくないなと思っていたんですが、実在しました。ハイ、こちらは同名の馬が実在しています。
トワエモア以外にも、「[イン・ファイト]桐野アヤ」や「[新・世・界]ヘレン」なんかも、同名の競走馬が実在。「[マックスビューティー]斉藤洋子」は、「マックスビューティ」というG1を二度制覇した名馬がいたりで、この辺りは、偶然とはいえ、同名馬がいるという、ちょっとした奇跡。
もう、俺は、本当にダメかもしれない……
最初から最後まで、ずっと何の話をしてるんだ? というエントリでしたが、最近の自分は、ありとあらゆる9文字のカタカナが馬名に見えてくる奇病を患っているので、頭の中が常にこんな感じです。流石に、「プラチナガシャ」が競走馬に見えた時は、自分で自分のことが心配になった。
この記事へのコメントはありません。